最近話題のフコイダンは昆布やもずくに含まれるねばねば成分で、さまざまな健康効果についての研究が続けられています。いろいろな海草類、特に褐藻類に多く含まれ含有量の一番多いのはもずくです。40グラムのもずくから1グラムほど抽出することができます。特に太い形状が特徴の沖縄モズクに多く含まれていることがわかっています。 まず注目されているのが、アポトーシス誘導作用です。アポトーシス作用というのは細胞にもともと組み込まれているシステムで、細胞がある程度歳をとったり異常細胞になると自然に自滅することになっています。例えばがん細胞は異常細胞ですが、このがん細胞にアポトーシス作用を誘導しがん細胞が自滅するように導く研究がされています。 また、免疫機能の活性化の研究も続けられています。海草類は食物繊維が多い食品の代表ですが、腸内に長くとどまるという性質により体に異物と受け取られて免疫機能の活性化に一役かって