IFRS(国際会計基準)の潮流を押さえる 企業会計に多大なインパクトを与え、米国の路線転換で一気に世界の趨勢へ 関連トップページ:CIOの役割 | ITガバナンス | コンプライアンス 国境を越えた投資、事業展開、資金調達の拡大を背景に、企業の会計基準を国際的に統一化しようという動きが加速している。それがIFRS(International Financial Reporting Standards:国際財務報告基準)である。我が国でも今年2月4日に金融庁企業会計審議会から、IFRSの採用に向けた報告書案が公表された。そこで、本稿では、IFRSを巡る国内外の動向を紹介するとともに、これからのIFRSの採用を検討するユーザー企業のCIOが押さえておくべきポイントを提示することにしたい。 深見浩一郎 ●深見公認会計士事務所 代表 text by Koichiro Fukami IFRSを巡る日