1868年明治政府樹立、1894年日清戦争――。世界が日本に注目し始めた1899年、新渡戸稲造がアメリカで出版したのが『武士道』である。キリスト教を持たない東洋の国にも精神性の高い文化があることを、本書を通じて説明した。 7つのキーワード 武士道とは何か。新渡戸は7つのキーワードを使って解説している。武士道精神の根に当たるのが「誠」と「名誉」。常に誠意を持ち、命以上の価値を重んじていた。 この結果、勇気と忍耐からなる「勇」、周囲に敬意を払い続ける「礼」といった態度につながった。そうした人格をベースとして、仕える君主に対して敬意を示し(忠義)、敵も含めた他人へはフェアに接し(義)、貧しき人たちへの優しさを持った(仁)。 社会と他人への付き合い方に関する、精神の在り様こそが武士道なのであった。 武士道でビジネスを見つめる 個人主義が力を失いつつある今、社会をとらえるために武士道へ再びスポットが
鈴木大拙(すずき・だいせつ)は、禅を世界に広めた功績者。欧米でベストセラーになったのが『Zen and Japanese Culture』であり、それを和訳したのが本著『禅と日本文化』だ。禅と日本文化の入門書になっていて、一粒で二度おいしい。 知恵すらも使わない 禅とは何か。無理を承知で言葉にすれば、無心+シンプル+実感、になる。剣道や武士道においては、知識はもとより知恵すらも使わず、ただ心を無にすることで、敵を丸呑みする。 茶道では、極限まで要素をシンプルにすることで、一輪の花を際立たせる。そうしたシンプルさを持ち込むことで、儒教は思想として息を吹き返し、日本文化に根付いた。俳句では、概念的・論理的であることをやめ、実感を込めることを重視する。 頭で考えて積み上げる視点と真逆のアプローチが禅であり、禅こそが日本の個性を際立たせているのだ。 ビジネスで侍になるために 欧米の知識人は、鈴木大
連載第1回では、Webマーケティングを進める上で壁となる組織の課題などについて述べました。今回は、Webマーケティングの現在に焦点を当て、その潮流を追います。 現在、日本のWebマーケティングで起こっていることは、実は1990年代に米国で論議され実践されてきたこととそれほど変わっていません。その一部は、日本企業の中で特に先進的な企業が米国のパッケージベンダーの助けを借りて実践に移していました。こう言うと、この10年間で進歩がないように思われるかもしれませんが、それほどまでに実践に移すにはハードルが高かったというだけの話です。 1990年後半、西のシリコンバレーも東のシリコンアレー(当時は、NYのSOHO地区でインターネット企業が集積した地域をこう呼んでいました)もインターネットに沸いていました。シリコンバレーでハイテク関連のコンサルティング会社をやっていたわたしのところにも、コミュニティー
電通は6月9日、「2009年夏のボーナスの使い道」を発表した。調査結果によると、1位は「地デジ対応大型薄型テレビ」、2位以下は「省エネ家電」「アウトレットモール」「低価格ミニノートパソコン」「割安海外旅行」と続いた。この結果を受け、電通は「エコポイント対象商品である省エネ家電など、消費者にとって『経済的なメリット(得)』のほか、『社会や地球環境への貢献(徳)』『今の自分にとっての特別感(特)』を感じる『三トク(得・徳・特)』と呼べそうな消費スタイルが主流になりつつある」と分析した。 2009年上半期に注目した商品を聞いたところ、1位は「マスク」、以下「ハイブリッドカー」「ETC」「省エネ家電」「地デジ対応大型薄型テレビ」と続いた。注目した出来事については「新型インフルエンザの世界的流行」がトップ、このほか「定額給付金」「高速道路料金値下げ」「裁判員制度」「エコポイント制度」という結果に。「
オリコンDD、アイティメディア、ナターシャの3社は6月9日、各社が運営する音楽情報サイトに動画広告を配信する音楽特化型アドネットワークを6月中旬から始めると発表した。 「ミュージック・プレミアム・アドネットワーク」という名称で、「ORICON STYLE」「BARKS」「ナタリー」のユーザー向けに動画広告を配信。月間で最大2000万ページビュー・1000万人の音楽ファンにリーチ可能だとしている。今後、タワーレコードが運営する「bounce.com」も参加する予定。 広告掲載スペースを各サイトの最新音楽ニュース、ランキング情報面などに限定することで、最新の情報を知りたいユーザーに訴求する。動画広告はJストリームのインフラを活用する。 6~7月限定でトライアルキャンペーンを実施。掲載1週間(25万インプレッション)を50万円で提供する。
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