紅白では井上真央が司会を務め、サッカーでは長友佑都が大活躍。あのバンカラの明治は随分華やかになった。しかし、伝統の愚直さは、社会に出ても生き残っている。そして重宝されている。 ボクは何者でもない 「採用の際、企業は東大などの旧帝大や早慶の学生など、上位校にターゲットを絞りがちです。ただ、そういった大学の学生の中には、学歴を鼻にかけ、小賢しい空論ばかり並べる受験者も多いんです。面接で話してみてがっかり、なんてことはよくあります。 その点、明治は『ボクは何者でもないから、頑張らなきゃいけない』などと、謙虚な学生が多い。そのうえで『なんでもやります』なんてタフなところをアピールしてくると、『お、いいな』と思うわけです。明治は第2グループとはいえ、ブランド校ですが、それを鼻にかけないし、現場で頭を使えるタイプが多いですからね」 就活事情に詳しい人材コンサルタントの常見陽平氏は、自身の面接官としての