Studygiftの一件は運営側による全額返還という形で一旦仕切り直しされることになった。説明不足やビジュアルの問題、大学の奨学金制度そのものなど、激しい議論は多方面に飛び火し、また再開する時にこれらの事実を元にした検証がなされるのだろう。彼らはメディアにを通じてメッセージを出したし、たとえ乱暴なコメントを投げたとしても、説明から逃げることはしなかった。 「随分と人を罵倒するコストが安くなったもんだよね」ーーある関係者の言葉だ。livertyのメンバーを取材しているとき何気なく出てきたこの言葉が私の中でずっと残っている。 このプロジェクトで問題だったこと、それに対して多くの人達が疑問を感じ、それを投げかけたことそのものはよかったと思う。活動そのものの意義は大きく、たとえこのプロジェクトでなし得ないとしても、問題点を精査し、一人でも多くの学生が学ぶ環境を手に入れることができるのであれば、私は