使用済みの切手を貼り合わせて未使用のように偽り、郵便局で新しい切手と交換したとして、警視庁は、みずほ銀行の行員小林孝史容疑者(57)=東京都豊島区=を郵便法違反と詐欺の疑いで逮捕し、27日発表した。容疑を認めているという。 丸の内署によると、小林容疑者は昨年9月30日、東京都千代田区内の郵便局の窓口で、偽造した350円切手30枚を局員に渡して500円切手などと交換し、計1万500円分の切手をだまし取った疑いがある。消印がついた部分を切り取るなど使用済み切手を貼り合わせ、未使用にみせかけていたという。 切手が台紙に貼ってあったため、局員が水につけてはがそうとしたところ、1枚の切手が複数に割れたため偽造が発覚。郵便局が署に相談していた。署は、小林容疑者宅からネットオークションで購入したとみられる数千枚の使用済み切手を押収した。 みずほフィナンシャルグループの広報担当者は取材に「事実関係を確認中