自分(佐藤)は丈夫だと思っていた。長らく病院の世話になっておらず、年に1回風邪をひくかひかないか。そんな人生を20年以上過ごしてきたから、このまま健康なジジイになるに違いないと思っていた。 しかし「老い」には勝てないらしい。思わぬタイミングで「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」にかかってしまい、かなり気が滅入っている。そんななかで、とても良い薬剤師さんに出会い、なんだか心が救われる気分になった。 ・病気の始まり 帯状疱疹は「水ぼうそう」にかかった経験のある人なら、誰でもかかる病気だ。免疫力が落ちたり疲労がたまったり、老化が進むとウイルスがいたずらをして、神経に沿って疱疹が出たり、痛みが出たりすると言われている。 最近身体の変化に人一番敏感になっていた私は、しっかりとその病気の始まりを記憶している。2020年11月1日の朝、起きた時から腹部がピリピリと痛んだ。しばらく様子を見ようと思っていたと