米Microsoftは4月26日、2009年下半期のセキュリティ動向を分析したインテリジェンスレポート第8版を発表した。サイバー犯罪が成熟度を増し、伝統的なビジネスの手法を採用している状況が浮き彫りになったとしている。 このレポートは、世界の約5億台のコンピュータから集めた情報を基に26カ国の動向を分析したもの。その結果、ホームユーザーは依然としてマルウェアに感染したり、広告などを使ったソーシャルエンジニアリングの手口にだまされたりしやすい傾向があることが分かった。一方、企業では社内ネットワークの環境に合わせて増殖する「Conficker」のようなワームが引き続き最大の脅威になっていることが明らかになった。 迷惑メールの動向をみると、架空の内容で受信者をだまして送金させようとする「419詐欺」や、ギャンブル関連の手口が急増している。ハッキングされたコンピュータのネットワークから送信されるす
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