新攻撃ツールの「CRIME」は、圧縮プロトコル「SPDY」の実装に関する脆弱性を突き、SSLで暗号化されたHTTPSセッションを乗っ取ることができてしまうという。 アルゼンチンで9月19日から開かれるセキュリティカンファレンス「ekoparty」で、2人のセキュリティ研究者がTLS/SSLを攻撃する新ツール「CRIME」の発表を予定している。米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerがブログで伝えた。 SANSの13日のブログによると、同ツールは圧縮プロトコル「SPDY」の実装に関する脆弱性を突き、SSLで暗号化されたHTTPSセッションを乗っ取ることができてしまう。この攻撃は、WebサイトとWebブラウザの両方がSPDYをサポートしている場合にのみ通用するようだとしている。 SPDYをサポートしているのは、主要ブラウザではMozillaのFirefoxとGo