経営コンサルタント兼ベンチャー企業家である知人の韓国人と話していて、日本と韓国の会社員が持つ、自分の働く会社に対する意識の違いが話題となった。 この知人は仕事上、日本企業との接触もあるのだが、「韓国人は日本人に比べ、企業への忠誠度が明らかに低い」と言う。「企業自体よりもむしろ、直属の上司への忠誠心が強い」と断言する。つまり、会社全体のことよりも、自分を評価し給料を決める権利を持つ上司の目を気にする傾向が強いというのだ。 経営者としては、部長や課長への忠義も大事だが、社員には会社全体のことを思って働いてほしい。韓国の経営者から見た日本での企業への忠誠度の高さは理想的で、「賃上げにもつながる」という。韓国では伝統的に転職率が高く、条件がいい職場への転職は多い。仕事を覚えた大切な戦力に逃げられるのは、経営者の悩みの種だ。 就職活動のセミナーにも関わるこの知人によると、学生の企業選びの条件に最近「
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