アニメ好きな人なら、昨今の『おそ松さん』の大ヒットはご存じかと思う。 主人公の六つ子は赤塚不二夫タッチを現代風にかわいらしくアレンジされたものの、けっしてイケメン美形キャラではない。にもかかわらず女性のアニメファンから絶大な人気を誇っている。 『おそ松さん』の六つ子たちは、成人してニートをやっているという設定なのだが、精神年齢は中学2年生くらいに見える。それぞれ性格の違う6人のニートが家の中でウダウダわいわいとじゃれ合ったりケンカしたり、そんな日常をほっこりしながらながめるのがファンの楽しみ方のようだ。ボクらの世代(昭和の白黒アニメでおそ松くんを見た世代)では最大のスターだったイヤミも、今回は完全に影が薄くなってしまっている。 さて、この『おそ松さん』の大ブームにそっくりなブームが15年ほど前にマンガ界に起こった。 マンガ『あずまんが大王』の大ヒットである。 『あずまんが大王』ブームと『お