レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが7月9日、実に11年ぶりとなるライブを開催。ウィスコンシン州で行われた「Public Service Announcement」ツアーのキックオフ公演で、現在のアメリカを語るうえで新曲は必要ないことを証明した。米ローリングストーン誌のライブ評をお届けする。 【動画を見る】レイジ復活ライブの動画+セットリスト レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの11年ぶりとなるコンサートの終盤、ザック・デ・ラ・ロッチャはステージの先端まで歩いていき、目を細め、「Killing In The Name」のクライマックスで“fuck you, I won’t do as you tell me”と声を上げると、およそ3万人のファンも一緒になって叫ぶ。まだ20歳そこそこなのに、彼の足元でクラウド・サーフィングするファンの姿も見えた。 それは、バンドが2019年にツアーを発表し、