マーリンズのイチロー外野手(41)は、区切りのメジャー通算2900安打を超え、順調に、3000本安打へのカウントダウンをスタートさせている。日本時間5日のメッツ戦でも、途中出場すると、3試合連続のヒットを記録して、日米通算のヒットを4182本として、メジャー最多歴代2位のタイ・カッブの記録まで残り9本とした。 イチローのヒット量産の背景には何があるのか。 7月24日のパドレス戦。 サンディエゴの夜空に向かってふらふらっと上がった打球が、イチローの前にポトリと落ちる。パドレスのブレット・ウォレスがラッキーな安打を記録した。 ただ、おそらくこのプレイを見ていたら、マリナーズの試合を中継する「ROOTスポーツ」で試合前と試合後に解説を務めるマリナーズの元選手は、こう言ったはずである。 「ダイビングしろよ、捕れるじゃないか」 マリナーズ時代のイチローが同じようなプレイをすると、テレビでは口にしない