広島に原爆が投下されて6日で74年です。核兵器廃絶に向けた国際情勢が厳しさを増すなか、被爆地、広島の街はいちにち、犠牲者を追悼する祈りに包まれるとともに、核兵器のない世界に向けた訴えを国内外に発信することにしています。 1歳のときに被爆し、母や兄など親族6人を原爆やその後遺症で失った広島市の75歳の女性は「74年がたって、ようやく親族全員が原爆死没者名簿に記帳されることになりました。犠牲になった方のためにも孫たちの世代に命や平和の大切さを伝えていきたい」と涙を流しながら話していました。 原爆の日に合わせて東京からきたという22歳の男子大学生は「当時のことを知らない私たちの世代が、被爆者の話を聴いてあのとき何があったのかをしっかりと学び、同じような悲劇を繰り返さないために何ができるかを考えたい」と話していました。 原爆投下から74年となる6日広島市では午前8時から平和記念式典が開かれ、安倍総