静岡県沼津市の離島にある高級ホテルを運営していた会社が、裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。フランスのシラク元大統領が宿泊したこともあり、負債総額はおよそ400億円に上るとみられます。 県弁護士会によりますと、ことし7月、債権者10人ほどが裁判所に破産手続きの申し立てを行い、20日に決定したということです。 負債総額は、およそ400億円、債権者もおよそ2000人に上るとみられ、債務の詳しい実態は把握できていないということです。 このホテルは、平成3年に開業した富士山と駿河湾の眺望が人気の会員制の高級ホテルで、亡くなったフランスのシラク元大統領が宿泊したこともあり、最近では人気アニメの登場人物の実家が経営するホテルのモデルとして、全国からファンが集まっています。 ホテルは去年、名古屋市の会社に譲渡され、営業を続けています。 県弁護士会は債権者などに向けて、今月25日と2