ガソリンの販売競争が激しさを増している。原油安が続くなか、ガソリンも値下がりが続く。資源エネルギー庁によると、21日時点のガソリンスタンドの全国平均販売価格は1リットル123.5円。6年6カ月ぶりの安値となった。主要幹線道路沿いなど給油所の集まる販売激戦区では特に下げ幅が大きい。原価割れの疑いで警告消費者にとっては良い知らせだが、競争が行き過ぎて公正取引委員会から不当廉売の疑いで警告を受ける
愛知県常滑市のガソリンスタンド(GS)が安売り競争でガソリンを原価割れで販売し、周りの業者が営業を続けられない恐れがあったとして、公正取引委員会は11日、外資系量販店を運営するコストコホールセールジャパン(川崎市)など2社を独占禁止法違反(不当廉売)で警告する方針を固めた。 ほかに警告を受けるのは石油販売会社バロン・パーク(愛知県半田市)。公取委は処分案の通知を始めた。 関係者によると、2社はコストコのGSが開店した11月18日からレギュラーガソリンで安売り競争を開始。1リットル約115円だった価格が一時は85~87円まで下がった。11月下旬に価格を上げたが、約10日間は原価割れだったといい、公取委は不当廉売の恐れがあると判断したとみられる。 日本エネルギー経済研究所石油情報センターによると、2社が安売り競争していた11月24日時点の全国平均の価格は1リットル130・3円だった。(贄川俊)
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