2027年の開業を目指すリニア中央新幹線(東京―名古屋)の神奈川県内に建設される中間駅について、県がJR東海に対して橋本駅(相模原市緑区)周辺とする要望を提出する方向で最終調整に入ったことがわかった。 JR東海は要望を重視する方針で、最終的に橋本駅周辺に決まる公算が大きくなった。13年中に中間駅の位置が確定する見通しだ。 東京・品川―名古屋間に設置する中間駅は、ルート上の4県に1駅ずつ建設される予定。県内駅はこの中で唯一、地下駅となる。 JR東海は、駅の位置について、ルート上にある相模原市周辺の直径5キロ・メートルの範囲を示していた。県内の範囲内では、JR横浜線の相模原駅と橋本駅、JR相模線の南橋本駅、京王相模原線の橋本駅がある。 橋本駅のメリットとしては、〈1〉JR2線と京王の計3線が接続し、広範囲からの利用が望める〈2〉駅前に県立相原高校の県有地がある〈3〉13年中に開通する圏央道の城