〈ヒめじ〉でなく〈ひメジ〉‐。播磨を舞台に1月に放送が始まったNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で、役者やナレーションが用いる「姫路」のアクセントが“関東風”ではなく、地元で話題になっている。過去には夏の全国高校野球の実況放送で〈ヒめじ〉が連呼され、地元視聴者が「気持ち悪い」などとNHKに訂正を求めたことも。地元が納得するアクセントって?(〈 〉内ではカタカナ部分を高く発音) ドラマの舞台の一つ、姫路市御国野(みくにの)町御着(ごちゃく)の井内義延さん(66)は「気にしていたが、主演の岡田(准一)さんの『姫路』の発音は違和感がなかった」と振り返る。ドラマのアクセントは地元で受け入れられたようだ。 日本語方言学に詳しい甲南大文学部の都染(つぞめ)直也教授(55)は、姫路市を含め兵庫県内で話される「姫路」のアクセントは、〈ヒメジ〉と全ての音が高い「高平(たかだいら)型」と解説する。 これに対