22日午前7時20分ごろ、JR大和路線の王寺(奈良県王寺町)―柏原(大阪府柏原市)間で停電した。快速電車を含む計4本が駅と駅の間で停車。1本は約2時間にわたって止まり、約600人の乗客が缶詰め状態に。残る3本の乗客約1900人は駅員らに誘導され、線路上を歩いて最寄り駅に向かった。JR西日本は王寺駅での架線トラブルが原因とみて調べている。 JR西によると、乗客が一時閉じ込められたのは奈良発尼崎行き直通快速電車(7両編成)。高井田―河内堅上の間で約2時間止まった後、最寄り駅に移動した。残りの3本は奈良発天王寺行き区間快速電車(8両編成)などで、JR西は「車内の空調設備なども動かなくなったが、乗客が体調不良を訴えたとの情報はない」としている。 このトラブルで大和路線や和歌山線などの一部が最大2時間20分にわたって運転を見合わせた。大阪環状線と直通する大和路快速も一時運休し、約4万2千人に影響が出