大学生にとってアルバイトは、切り離せない生活の一部だ。ただ、そのアルバイト、多岐にわたるため、時に内容によって社会問題化することがある。アダルトビデオ(AV)に出た男子大学生が、所属していた運動部を退部になり、大学が戒告にしたケースもある。大学生に、「ふさわしくない」アルバイトはあるのか、それとも大人扱いし、大学は関与すべきでないのか。悩ましい判断が続いている。 立命館大で昨年6月、アメリカンフットボール部員の男子学生がAVに数回出演していたことが分かり、退部になった。大学としても戒告処分を決めた。同じころ大阪経済大も、ラグビー部員2人のAV出演が分かり、他の部員が大麻取締法違反容疑で逮捕されたこととあわせ、部を無期限活動停止にしたと発表した。2人は「お金がほしくて出演した」。学長は「良識を欠き、あってはならない行為だ」と厳しい口調で話した。 ビデオ出演が発覚して問題になったケースは、