(CNN) 国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者を殺害した米軍の作戦で、米先住民戦士と同名の「ジェロニモ」という暗号名が使われたことに対し、先住民団体が5日、不快感を示した。 アメリカインディアン全国議会(NCAI)によると、ジェロニモは1800年代後半に活躍した先住民族の指導者で、南西部では今も英雄として多大な尊敬を集めているという。 ビンラディン容疑者が殺害された当初、同容疑者を指す暗号名に「ジェロニモ」の名が使われたと報じられた。しかし米高官が後にCNNに語ったところでは、この暗号名は同容疑者本人ではなく、同容疑者を捕獲または殺害するための作戦に用いられたとされる。 NCAIのキール議長はこの点を認識しているとしながらも、「先住民戦士とビンラディンを関連付けることは歴史の不正確な反映であり、先住民たちの兵役を軽んじるものである」と批判した。 ジェロニモのひ孫にあた