兵庫県宝塚市が障害者政策などに関する公文書に「障碍」の表記を使う方針を決めたことが4日、市関係者への取材で分かった。市によると、常用漢字表にない「碍」の文字を公的に使用する自治体は全国初とみられ、4月から運用を始める。 一般的に法律や公文書で使う漢字は、常用漢字表が基準となっている。宝塚市もこれまで条例の条文では常用漢字表にある「害」を使用してきた。一方で「この文字は障害のある人に問題があるかのような否定的なイメージがある」として、市のホームページや広報資料では「障がい」と平仮名書きにして使い分けてきた。