今年春以降、マイナンバーカードに関わるトラブルが次々と明るみにでた。 「コンビニで他人の住民票が発行された」「マイナンバーカードと一体化された健康保険証に、他人の情報が登録されていた」「マイナンバーカード取得者向けサイト『マイナポータル』で他人の年金記録を閲覧できた」「公金受け取り口座に別人が登録された」など。 いずれも政府が「マイナンバーカードを使えばこんなに便利になる」と、大々的にアピールしてきた分野だけに、衝撃は大きい。 政府が急ごうとするほど国民は不安になる マイナンバー制度が2015年に導入された当時は、「マイナンバーは個人情報であり、絶対に他人に知られてはいけない」などと言われ、保管用金庫の売れ行きが伸びるといった騒ぎもあった。なのに、他人の目に情報をさらすようなことが続出しているとは。なんともショッキングだ。 コンビニでの誤発行は、富士通の子会社が開発したシステムに問題があっ

2023年度の最低賃金の目安が全国平均で時給1002円に上がったことで、アルバイトやパート募集の3分の1超に影響が出ることが10日、明らかになった。リクルートが6月の求人を分析したところ、全体の34.8%が引き上げ後の最低賃金を下回った。小売りや外食などが多く、企業は対応を急ぐ必要がある。リクルートのジョブズリサーチセンターが、「タウンワーク」「フロムエーナビ」に掲載したアルバイト・パートの求