川崎重工は、新型高速鉄道車両「efSET(イーエフセット)※」の開発に着手することを決定しました。今回の新型高速鉄道車両の自社開発は、世界市場に照準を合わせた自主的な車両開発であり、これまで国内外で展開してきた案件毎の車両開発とは異なる全く新しい取り組みで、高速鉄道車両の分野では、日本の鉄道車両メーカーとして初めての取り組みになります。 今回当社が開発する高速鉄道車両は、営業運転速度350km/hを実現するとともに、これまで国内の新幹線車両の設計で培った乗客の快適性向上や周辺環境への負荷低減を実現する技術を適用した新型車両で、2009年度末までに開発を完了する予定です。 当社は、1964年に営業運転を開始した0系新幹線から、最新鋭の新幹線車両に至る国内向け新幹線車両の設計・製造に永く携わってきた鉄道車両メーカーであり、高速鉄道車両の設計・製造に関する豊富な実績およびノウハウを有しています。