Rubyに最も多くの件数、改良を提供しているのは、まつもとゆきひろ氏ではない。1位は中田伸悦氏、2位は田中哲氏。3位がまつもと氏だ。中田氏は累積の改良件数が7500件以上と、まつもと氏の3倍を超える突出した貢献だ。その修正の速さに、Rubyコミュニティでは、パッチ(プログラムへの修正)袋を隠し持つ「パッチモンスター」とも呼ばれる。その原動力は「バグを直した時の達成感」と中田氏は語る。 PerlのツールをRubyに書き換えていたときにバグに出会って、追っかけて直したのが最初ですね。1996年か97年頃かな。それから、いろいろとやるようになって。 Windwosのスレッドまわりや、ローカル変数のほか、パーサーもいじるようになって。目に付くものは適当に直しちゃう。仕事のあいまとかに。例えば障害の調査で呼ばれたけど、夕方にならないと記録データが来ないとか、そういう待ち時間なんかに。まつもとさんも、
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