仏南部ビルベラックにある風力タービン(2017年1月13日撮影)。(c)AFP/PASCAL GUYOT 【3月23日 AFP】欧州の研究者らは今月14日、将来的に風力発電用のタービンの性能を2倍に引き上げることができる可能性がある、安価でより効率的な超電導テープ線材を開発したことを明らかにした。 欧州の超電導に関する研究プロジェクト「ユーロテープス(Eurotapes)」を統括するバルセロナ材料科学研究所(ICMAB)のシャビエル・オブラドルス(Xavier Obradors)氏によると、ユーロテープスは、電気抵抗がゼロで損失がほとんどない超電導のテープ線材を600メートル作ることに成功した。 オブラドルス氏はAFPに対し「この(テープの)素材、酸化銅、は糸状で、銅の100倍の電気を通す。この素材を使えば、以前より多くの電気を通すケーブルを生産したり、より強力な磁場を発生させたりすること