Python にはデコレータという特徴的な構文がある。 この構文を使うと GoF のデザインパターンの一つ、デコレータパターンが作りやすくなる。 デコレータパターンは、ある関数やメソッドの処理内容のラッピングや、関数やメソッドのマーキングを通して様々な用途に使える。 まずは、デコレータの最も基本的な使い方を以下に示す。 デコレータを使って修飾対象の処理をラッピングする。 サンプルコードでは 'main' 関数を 'decorator' デコレータで修飾することで、元の処理内容に 'print' 関数の実行を挿入している。 #!/usr/bin/env python # -*- coding: utf-8 -*- def decorator(func): def _decorator(*args, **kwargs): print('decorate') return func(*args,