この記事ではシンプルな2Dの プラットフォーム・ゲーム を書きます。SDLを使ったNimによるゲーム開発のチュートリアルとしてもよいでしょう。 ここでは、ユーザ入力を読み込み、グラフィックスとタイルマップを表示させ、衝突判定と処理を伴うシンプルな2Dの物理をシミュレーションします。その後、シンプルなカメラの動作とゲームロジックを実装します。また、適宜情報を表示するため、テキストをレンダリングし、そのためのキャッシュの仕組みを構築していきます。 最終的な成果物は、SDL2のみで動いて簡単に配信できる、ゲームに最適なバイナリファイルです。Linux環境の場合、NimをWindows用にクロスコンパイルする簡単な方法も提示しますので参照してください。 簡潔に説明するため、 DDNet と Teeworlds のなじみ深いグラフィックスを使います。このチュートリアルの成果は下の動画のようになります