最近「eSIM」というキーワードを聞く機会が増えてきている。NTTドコモの2017年夏モデル「dtab Compact d-01J」は、同社としては初のeSIM搭載機種ということで話題になった。eSIMとは「Embedded SIM」の略称であり、その最大の特徴はSIMカードを抜き差しすることなしに携帯キャリアの契約情報を書き換えられる点にある。つまり、必要なタイミングだけ契約を行ってデバイスの携帯ネットワークへ接続開始したり、必要に応じてSIMの差し替えなしに別のキャリアに接続先を切り替えたりできる。 こうした仕組みはApple SIM+iPadなどでおなじみだが、d-01Jのケースでは購入時にeSIMが本体に挿入されており、利用開始時に端末側から契約できる仕組みになっている。形状は通常のnanoSIMと同様だが、現時点ではeSIMは対応機種専用のものとなっており、非対応機種に移し替えて
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