人間の動きをコンピュータ上で可視化し、解析するモーションキャプチャは、競技力向上に励むトップアスリートたちにとって大きな味方です。この分野で20年以上研究を続けてきた中村仁彦先生は、2018年、技術的なブレークスルーを成し遂げました。 モーキャップという略称でも知られるモーションキャプチャでは、それまで、人の体に40個前後、マーカーと呼ばれる球状のセンサーを取り付け、特殊なカメラを10台以上使って撮影する必要があり、数時間の準備が必要でした。 中村先生らが開発したマーカーなしのモーションキャプチャ技術では、4台ほどのビデオカメラの2次元映像上で、コンピュータが深層学習によって被験者の関節の中心位置を服装の上から推定。そこに人間の骨格の構造を読み込ませ、独自のアルゴリズムを用いて骨格の運動を3次元再構成し、従来のモーションキャプチャに近い精度で動きを再現することに成功したのです。 このビデオ
Access Accepted第664回:リップシンクが日本語にも対応。声の質まで変わる次世代の音声技術とは ライター:奥谷海人 ゲームをよくプレイする人にとって,カットシーンでのキャラクターの「口パク」はおなじみのものだろう。最近のタイトルではこの「口パク」に向けたリップシンク技術の開発が進み,日本語を含め,さまざまな言語を自然に話すキャラクターが生まれつつある。今回は,そんな最新技術を,「サイバーパンク 2077」やUbisoft Entertainmentの最新タイトルなどに絡めてお伝えしたい。 日本語をナチュラルに話す海外ゲームのキャラクター カナダのトロントに拠点を置く3Dアニメーション用ミドルウェアのデベロッパ,JALI Researchが,2020年8月にオンラインで開催された「SIGGRAPH 2020」におけるプレゼンテーションの模様を,先頃YouTubeで公開した。「『
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