人工衛星画像を提供する米国の企業デジタルグローブが、新しい衛星「WorldView-3」を軌道に向けて打ち上げた。同衛星は、31cmまでの物体が写る高解像度画像の撮影が可能だ。 米国では6月11日(米国時間)まで、50cm以下の物体が写る画像を企業が一般に公開することは禁じられていた。しかし、デジタルグローブの訴えを受けて、米国政府はこの制限を解除した。法改正により、企業が解像度25cmの画像を販売することが可能になったのだ。 デジタルグローブによると、WorldView-3では、「マンホールや郵便受けなどの表示」が可能になる。顔認識に使えるほど詳細な画像を宇宙から届けられるようにはならないが、個人の身元を特定するための補強証拠は得られるようになるかもしれない。 通常、この種の画像化データは、政府に販売されている(デジタルグローブの2013年売り上げは、その87%が政府向けだった)。 デジ
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