2016年6月22日,東京ビッグサイトで「3D&バーチャルリアリティ展」が開催された。今年で24回となるVR(仮想現実)業界でも歴史のあるイベントである。 今年は「VR元年」と言われているように,民生用に高性能なVRヘッドセットが発売されてしまい,一気に産業用VRを追い抜いてしまったような感もある。元々産業用VRを扱っていた本イベントでは,最新のデバイスやVRコンテンツをどう作るかといったあたりを中心に展示を行っていた。ざっと回ってきたので早速レポートしてみよう。なお,展示会は24日まで開催されているので興味のある人は,公式サイトを確認しよう。 「3D&バーチャルリアリティ展」公式サイト ●4K裸眼立体視ディスプレイ レッツコーポレーションは,4Kパネルを使った裸眼立体視ディスプレイを展示していた。これは4Kパネルを使った液晶ディスプレイとレンチキュラー方式の光学フィルタを併用したもので,