(※富士経済社「経済的優遇政策からの脱却と自律成長の探究が求められる 太陽電池世界市場を調査」より) ここでは、2012年の短期トレンドと、2030年までの中・長期トレンドについて詳しく御説明していきます。 2012年の短期トレンド 2012年の短期トレンドにおける一番のポイントとしては、出力ベースでは前年と比較して21%ほどの増加が見込まれるのに対して、金額ベースでは前年比較で25%減と、市場縮小傾向が見られるという点です。 出力ベースについては、2010年まで世界の太陽光発電需要をリードしてきた欧州市場が2011年の後半から2012年にかけて相次いで固定価格買取制度の買取価格引き下げや補助金の削減などを進めた結果として、2011年は最後の駆け込み需要により一時的に市場が拡大したものの、2012年は大幅な縮小が見込まれています。 特に欧州市場の中でも市場を牽引してきたドイツでは、世界最大