1. 「誤用」というのが、そもそも言葉の本質からして誤用 言葉の誤用としてよく挙げられる 「煮詰る」 という言葉。 例えば、「これ以上考えても、どうしようもない」という意味のつもりで、次のように言ったとする。 「(プログラムの) コードを書いていたら、煮詰まったので気分転換しよう」 この言葉遣いに全く違和感を感じないし、そのような状況のとき、この言葉が自然と頭に思い浮かぶ。 しかし、Yahoo!辞書 - に‐つま・る【煮詰(ま)る】 によると、 2 討議・検討が十分になされて、結論が出る段階に近づく。 とある。自分が使っている言葉の感覚とは、真逆のことが書かれている。 上記に続けて、次のような解説がある。 ◆近頃では、若者に限らず、「煮詰まってしまっていい考えが浮かばない」のように「行き詰まる」の意味で使われることが多くなっている。本来は誤用。2の意は1900年代後半に始まるようである。「