ふわっとしたパウダースノーのようなミルク氷。口に入れた途端にスッと溶けてしまう食感と優しい甘さがたまらない。 それが「ヌンコッピンス」、韓国語で「雪の花の氷」。 かき氷を食べるとコメカミが痛くなるタイプなのだが、これは大丈夫。あっという間に食べ終えてしまう。 この夏、福岡にはかき氷専門店が続々とオープンした。なかでも私がリピーターになったのは天神西通り近くに6月開店した新スタイルのかき氷店「スノーマジック」。というのも昨年訪ねた釜山で、行列のため食べられなかったかき氷と同じものが味わえるから。 特にかき氷が好きだというわけでもなかったオーナーが、この冬、釜山で一口食べて「これを日本で広めたい!」と決心。韓国に何度も足を運び、試行錯誤の後、現地の味を再現した日本初上陸の店なのだ。 便宜上、かき氷に分類しているが、実は凍らせていない。材料を入れると冷たい「雪」が降ってくる機械を韓国から直輸