2019年4月30日は「平成の大晦日」だそうで、TV局もほぼ一日中(一部の局を除き)改元関連番組を放送していますね。政教分離をはじめ考えなくてはいけない問題は多々ありながら、三十年前に自粛の日々を経験した身としては、平成最後&令和最初をキーワードに景気が浮揚するならそれもまたよろしいかと。 さて、公共放送でも民間放送でも皇族方には敬語を用いますが、その「敬語レベル」は特段高いものではないのがふつうです。 もちろん、皇族でない人についてなら「出席しました」と報じるところを「出席されました」とするなど特別な敬意は表すものの、「御臨席を賜りました」ではありません。「出席なさいました」ですらないのです。 たとえば被災地へのおみまいの話では、天皇陛下と被災者の方々のどちらの動作についても「れる/られる」が使われます。 三十年前には昭和天皇の死去を「ご逝去」と報じたメディアに「崩御」とすべきだとかみつ
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