大沼保昭氏が死去したという報を見て、傾いた世界でバランスをとることの困難を思う - 法華狼の日記 たとえ意識していなかったとしても、いやむしろ難しさを意識しないかぎり、斜面に対して直角に立つだけでは坂を転がり落ちることになる。 バランスをとろうとして複数の対象を批判しただけでは、権力を後押しする言説ばかりが利用されて、権力に抗する言説は目立たなくされる。 かつて大沼保昭氏に対して上記のように思ったことを、最近では尾身茂氏に対して感じている。 五輪開催有無の記載削除 尾身氏「意味なくなった」首相がG7で開催表明で | 毎日新聞 菅義偉首相が先日の主要7カ国首脳会議(G7サミット)で五輪開催を表明したことで「実質的にほとんど意味がなくなった」と述べ、開催の有無についての記載を削除した経緯を説明した。 橋本会長「尾身氏から五輪中止の提言なかった」 5者協議 | 毎日新聞 尾身茂会長ら専門家有志か