あらたまって紹介するような本でもないのだけど、暇つぶしに読んでみたら、いろいろと 考えさせられてしまったので紹介。三冠王の一人っ子、落合福嗣くんの自伝である。 まだ学生の身分で自伝というのも、なんだか凄い話だが。 様々な芸能人にため口をきいたり、女子アナにセクハラしたり(小学生時)、 篠塚に「おまえの背番号、父ちゃんによこせ」と詰め寄ってみたり、そういう伝説の検証 から入り、後半は父である落合監督との対談に入るのが、ここが色々な意味で深い。 有名な話だが、落合博満というのは、いわゆる野球エリートコースの出身ではない。 甲子園には出たこともないし、大学野球も活躍どころか半年で中退した。 本人いわく、「7回も野球を辞めた」そうだ。 中でも、最後の辞めっぷりが凄い。大学入学して三カ月、野球も大学も何もかもが嫌になり ぷぃっと寮を出て2週間以上、公園で寝泊まりしていたという。 それから大学辞めて田