NTTデータ、日立製作所、富士通の3社は9月1日、金融業界向けの次世代ソリューション共同開発で合意したと発表した。金融業界システムに強い国内メーカー3社が組むことで、従来のメインフレームを利用したシステムから脱却し、基幹系業務を時代のすう勢に合わせ、SOAなど標準規格への対応を見越したオープンシステムで置き換えていきたいと考える、業界各社を支援するのが狙いだ。 金融業界では従来より、自社の業務システム構築にメインフレームを活用し続けてきた。1990年代に入り、UNIXやPCなどの、いわゆるオープン系システムの利用がIT業界全体で進んだ。しかし、金融業界においては情報系と呼ばれるフロントエンドの業務支援系アプリケーション(電子メールやグループウェアなど)でのオープンシステムの導入は進んだものの、基幹業務に関してはメインフレームを使い続けてきた。理由としては、データの整合性が非常に重視される金