このところネットサービス企業によるIPO(新規株式公開)のニュースが相次いでいる。この5月にはビジネス向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の米LinkedInと、中国SNS最大手の人人網(Renren)が米ニューヨーク証券取引所に上場した。同月にはロシアの検索エンジンYandexも米NASDAQ市場に上場し、いずれも公開価格を大きく上回っている。また6月2日には米クーポン共同購入サイト最大手のGrouponが米証券取引委員会(SEC)にIPO申請書を提出しており、インターネットラジオの米Pandora Mediaもその調達額を引き上げたと伝えられ話題になっている。 Groupon、赤字続き明らかに 中でもGrouponは米Google以来の大型IPOと言われ、今、最もメディアをにぎわしている。Grouponが提出した書類には、最大7億5000万ドルを調達するとあるが、この額