条件に応じて処理を変える ■条件が単一の場合 要素名や属性値に応じて、スタイルシートの中で適用するテンプレートを使い分けたいときがあります。こうした条件付き処理のため、XSLTではxsl:if要素が用意されています。 xsl:ifは、test属性の式の値が真の場合、テンプレートに書かれた要素や属性を生成します。なお、いくつかのプログラミング言語にはif文の対となるelse文がありますが、XSLTにはxsl:elseなるものはありません。 例を使って条件付き処理の仕方を示しましょう。以下のリストは、書籍名一覧のXMLデータですが、書籍のジャンルを示すgenre属性が付加されています(リストの2行目の<?xml:stylesheet …?>で、適用するXSLTスタイルシートを指定しています。スタイルシートの指定については、第1回「XSLTスタイルシートの基礎の基礎」を参照してください)。 <?