ブックマーク / diary.uedakeita.net (2)

  • 一人の男がaikoという沼に沈むまで - 真顔日記

    熱心に音楽を聴きはじめたのは中学生の頃だった。以来、さまざまなミュージシャンと勝手に関係を結んでは勝手に離れることをくりかえしてきたが、その経験から言えば、あるミュージシャンに深くハマる場合、その出会いは激烈でないことが多い。 たとえば、はじめて知るミュージシャンの曲にガツンとやられた場合、意外とその一発目のガツンがピークであることが多い。これは漫画家や小説家にも言える。雷に撃たれるような出会いよりも、泥沼に沈んでいくような関係のほうが長続きするとでも言えばいいか。 ということで、aikoとの出会いを思い出せないわけである。気づけばaikoばかり聴いていた。aikoという沼に沈んでいた。aikoという沼から私の手だけが出ている。肩までどっぷりどころの騒ぎではない。頭まで沈んでいる。沼から出ているのは右手だけ。それが私の現状である。 いかにして、私はaikoという沼に沈んだか。 認知と無関心

    一人の男がaikoという沼に沈むまで - 真顔日記
    syakepa
    syakepa 2020/08/18
    "冗談とは心の裏口である。表から入れることのできないものをそっと入れる扉、それが冗談なのだ。"
  • 女子大生の聴くaikoに負けた - 真顔日記

    先日、この日記を読んでいる十九歳の女子大生と話す機会があった。当然のようにaikoの話になったんだが、彼氏とうまくいってない時によくaikoを聴いていたと言われて、勝てないと思った。なんというか、勝てない。リアルさにおいて勝てない。aikoとの関係性において、私は圧倒的に敗北していた。この日記でどれだけ「俺はaikoだ」とわめいたところで空しいだけだ。 あの女子大生は呼吸するかのような自然さでaikoになっていた。一挙手一投足が、そのままaikoとなる。女の人生には、そんなひとときがあるものだ。しかし私は人の家の物置に住みついて、真夏に汗だくになりながらパンツ一丁でaikoを聴いていた。毛むくじゃらの脚がむきだしになっていた。そんな状態で、「俺はaikoだ、俺はaikoだ」とうわごとのように繰返していた。 こんなものは、頭のおかしくなった妖怪じゃないのか。 妖怪aikoすすり。人の家の物置

    女子大生の聴くaikoに負けた - 真顔日記
    syakepa
    syakepa 2020/08/18
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