バイクでひったくりをしたとして逮捕され、窃盗罪で起訴された平成17年夏の甲子園準優勝投手で無職、本田拓人被告(23)=京都府八幡市男山金振=について、大阪府警捜査3課は11日、計9件(被害総額計57万円)の窃盗容疑を裏付け、最終送検したと発表した。容疑を認め、「甲子園は最高の舞台。人生をリセットできるなら、もう一度甲子園に行きたい」と話しているという。 本田被告は京都外大西高1年だった17年夏の甲子園決勝で、駒大苫小牧の田中将大投手(現・楽天)とも投げ合った。取り調べでは田中投手らにも触れ、「プロになったからといって、勝ち組になったわけではない。逮捕されたり留置場に入ったり、人生の経験値は僕の方が上だ」とも供述したという。 逮捕、送検容疑は3月4日、大阪府東大阪市上石切町の路上で、約2万円が入った女性(37)のバッグをバイクで奪うなど、2~7月に大阪や京都などでひったくりを繰り返したとして