アビジット・V・バナジー&エスター・デュフロ著、山形浩生訳『貧乏人の経済学』(みすず書房)をお送りいただきました。わたくしのようなこの問題の門外漢にまで本書をお送りいただき、ありがとうございます。 http://www.msz.co.jp/book/detail/07651.html 本書の対象は、貧困問題といってもインドやとりわけアフリカなどの貧しい諸国の問題で、分野的にはいわゆる開発経済学といわれる分野で、私のやってることとはかなり離れているのですが、読んでいって、著者らのスタンスが実にぴたりぴたりと感覚に嵌る思いを何回もしました。 版元のサイトに、「はじめに」と「網羅的な結論に代えて」という最初と最後の文章がアップされていますので、それをちょっと引用しつつ、 http://www.msz.co.jp/book/pdf/07651_foreword.pdf 貧乏な人々を紋切り型の束に還