初監督作品「身分(シュンフン)」の編集作業中の白諦さん(中央)。東京芸大大学院映像研究科の同級生が編集に協力した=3月2日、仙台市のせんだいメディアテークで宮城県石巻市の外国人妻たちの親睦会「ハッピーママの会」を取材する白さん。左からリーダーの畢麗君さん(左)と杉山美恵さん=3月3日佐々木アメリアさん(右から2人目)ら南三陸町のフィリピン人たちを撮影した映画「身分(シュンフン)」の一場面 (C)『身分』―白諦 【松原央】中国語でアイデンティティーを意味する「身分(シュンフン)」。そんなタイトルのドキュメンタリー映画が、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県の沿岸部を舞台に、中国人女性の手によって撮影された。主役は中国や台湾、フィリピンから嫁いできた外国人妻たちだ。外国人の目を通して見た被災地の外国人。そんなユニークな作品が、震災から2年を経て完成に近づいている。 ■北野映画に魅せられて