2020年3月10日のブックマーク (4件)

  • 書評 「進化のからくり」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語 (ブルーバックス) 作者:千葉聡発売日: 2020/02/13メディア: Kindle書は「歌うカタツムリ」で極上の進化生物学物語を届けてくれた千葉聡による講談社ブルーバックスの一冊.書名からは適応進化についての概説書のように見えるが,そうではなく,千葉が出合った様々な研究者(その多くは千葉と同じく島嶼生物や貝類を専門とする)の研究物語を語っていくものだ. 第1章はガラパゴスを訪れた千葉によるホテルのテラスの描写から始まる.千葉はグラント夫のフィンチのをそこで読んでいるのだ.そして話はグラント夫の研究,ダーウィンの航海と考察そしてフィンチの伝説*1を語り,(グラント夫に自分の論文が引用されているのを発見し)進化の研究には誰でも参加できるといって書の幕を上げている. 第2章から第4章の前半まで巻き貝の巻き方向のテーマが採り上げら

    書評 「進化のからくり」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 田嶋陽子が再ブーム。“日本でいちばん誤解されたフェミニスト”はこんなにカッコよかった(清田隆之) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    「90年代のバラエティ番組で、いつも男に怒ってたおばちゃん」。そう聞いて多くの人が思い浮かべるであろう人物が、田嶋陽子だ。あれから20年以上が経ち、“ブーム”と呼べる状況になっているのはなぜなのか。 これまで1200人以上の恋愛相談に耳を傾け、男女問題やフェミニズムに詳しい「桃山商事」の清田隆之が、自らの記憶と経験を振り返りながら解説する。 「イメージ」を作ったメディアの思惑 今、田嶋陽子の言葉がにわかに脚光を浴びている。どこでと聞かれたら「ジェンダー界隈」とか「フェミクラスタ」などと答えるのがわかりやすいのかもしれないが、個人的に「界隈」という言葉が苦手なのと、属性や好みにかかわらずさまざまな人に読まれるべきものだと思っているので、ここでは広く「メディアの世界で」くらいに言ってみたい。 私は1980年生まれの39歳で、自分の世代にとって田嶋陽子とはバラエティ番組の中でいつも男に怒ってるお

    田嶋陽子が再ブーム。“日本でいちばん誤解されたフェミニスト”はこんなにカッコよかった(清田隆之) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
  • 話さなくていい、声を上げなくていい - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    大学や専門学校で講師を務めるようになり、授業では次の2点を伝えるようになった。 「話さなくていい」「嘘をついてもいい」 私が教えている学生のほとんどは、20歳前後で若い。かれらの多くは、こちらが思っているよりも素朴で純粋で、「嘘をつきたくない」「誠実でありたい」と真剣に考えている。かれら自身の自己像がどうであれ、講師の立場にある私は、いつもかれらのその「若さ」としか言えないものに触れることになる。 私は授業でセンシティブな話題に触れることが多い。病気、障害、自殺、貧困、民族差別、性差別。そして「性的なこと」を扱うこともある。私は行政や民間で、性暴力やDVの講演の経験は重ねているが、大人はある程度、こうした話題になると心を閉じる。言葉を選んで話しているつもりだが、「聞きたくない」「話したくない」という態度を取る人もいる。部屋を出ていく人もいる。それらは私にとってありがたいフィードバックになり

    話さなくていい、声を上げなくていい - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 「ヒロインのゲイ友」はどこから来た? ロマンティックコメディのステレオタイプ - wezzy|ウェジー

    2020.03.10 08:00 「ヒロインのゲイ友」はどこから来た? ロマンティックコメディのステレオタイプ ※注意:この記事は大量のロマンティックコメディ映画のネタバレを含みます。 『ロマンティックじゃない?』という2019年のアメリカ映画をご存じでしょうか? これはロマンティックコメディが嫌いなヒロイン、ナタリー(レベル・ウィルソン)がある日突然ロマコメ映画の世界に入り込んでしまうという作品です。 ロマコメ映画を多少見たことがある人であればおなじみのお約束展開が山ほど出てくる作品で、ちょっとメタな視点でロマコメをパロディ化しつつ、一応ロマコメらしい展開に持って行くというものです。 この作品の中で、ナタリーが友人のホイットニー(ベディ・ギルピン)にロマコメのクリシェについて説明する場面があります。やたらとヒロインに敵意を抱いている同業の女キャラが出てくるとか、むやみにヒロインが転ぶとか

    「ヒロインのゲイ友」はどこから来た? ロマンティックコメディのステレオタイプ - wezzy|ウェジー