2020年6月30日のブックマーク (2件)

  • 書評 「ダイナソー・ブルース」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダイナソー・ブルース: 恐竜絶滅の謎と科学者たちの戦い 作者:尾上 哲治発売日: 2020/02/21メディア: 単行 恐竜がなぜ絶滅したのかというのは1970年代までは全くの謎とされ,様々な説が提唱されてカオスのようだった.そこに1980年彗星のように現れたのがノーベル物理学賞受賞者のルイス・アルヴァレズと地質学者であるその息子ウォルター・アルヴァレズが提唱した小惑星衝突説だった.メディアが大きく取り上げ,(漸進的進化を否定したい)スティーヴン・ジェイ・グールドが熱狂的に支持したこともあり,衝突説は巷に一気に広がった.私も最初にこの話を「日経サイエンス(当時は「サイエンス」という雑誌名だった)」で知り,直後に出版されたブルーバックス「恐竜はなぜ絶滅したか:進化史のミステリーに挑む」を読んで,この衝撃的な展開に熱中した.しかし古生物学界は一気にこれを受け入れたわけではなく,衝突否定論,漸

    書評 「ダイナソー・ブルース」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 白人アクトが黒人を踏み台に ポップミュージックにおける「搾取と強奪」のシステム | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    1950年代に「ポップ=白人」のオーディエンス向けに、黒人アーティストによるシングル曲のカバーを数多く発表したパット・ブーン(Time Life Pictures/Pix Inc./The LIFE Picture Collection/Getty Images) 「業界と世間に蔓延する人種差別によって、ブラックミュージックはマーケティングから切り離され、不当な扱いを受けてきた」――音楽業界では現在「アーバン」という言葉の是非が問われているが、白人のアーティストが中心の「ポップ」というカテゴリーでは、黒人アーティストの功績を軽視する傾向が根強く残っている。 過去2週間に渡って、音楽業界では「アーバン」という言葉の是非について議論が交わされている。ある人々は「ブラック」の婉曲的表現であるはずのその言葉が、黒人のアーティストや業界人を守るという来の機能を果たしておらず、むしろ彼らにとって障害

    白人アクトが黒人を踏み台に ポップミュージックにおける「搾取と強奪」のシステム | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)