奴隷解放記念日を連邦の祝日とする法案に署名するバイデン米大統領=ホワイトハウスで2021年6月17日、AP 米国で奴隷解放記念日「ジューンティーンス」(6月19日)を連邦の祝日にする法律が17日に成立した。即時発効し、今年から祝日となる。2日後に迫った最初の記念日が土曜日と重なるため、大半の連邦政府機関では18日が急きょ振り替え休日になる“サプライズ”となった。 バイデン大統領は17日にホワイトハウスで開いた法案署名式で「偉大な国民は最も苦痛な時から目を背けない。私が『米国の原罪』と呼ぶ道徳的な汚点、そして過去から現在に至るまで払われてきた奴隷制度の大きな犠牲を思い起こす日となる」と述べた。 ジューンティーンスは、1865年6月19日に奴隷制度が残っていた南部テキサス州に奴隷解放の知らせが伝わったのを記念する日だ。奴隷解放宣言は南北戦争中の63年に当時のリンカーン大統領(65年4月暗殺)が