コンピュータで文字を取り扱う際,文字コードについて知っておく必要があります。特に日本では複数の文字コードが混在して使われる上,プラットフォームによって取り扱う文字の種類も異なることから,状況が複雑になっています。本記事では文字を正しく取り扱うための基礎知識について簡単に紹介します。 コンピュータはすべてのデータを数値として取り扱います。文字を取り扱うときも,数値に対応づけて処理します。 例えば,「ようこそITpro」というテキスト・データをWindows XPのメモ帳で作成し,ファイルに保存します。そのファイルをバイナリ・エディタで開くと写真1のような数値が並んでいることが分かります。各文字と数値は表1のように対応づけられています。