ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。 教科書の左傾化,そして「民族主義」と裏腹の関係で「反日」が強化され,さまざまな日帝残酷物語が創作されて教科書に記載されるようになったことに危機感を覚えた歴史家たちが,「植民地近代化論」を唱え始めたのが90年代中盤です。 韓国の高級言論誌『創作と批評』は1996年に,「植民地近代化論」を特集し,そのなかの土地調査事業に関する論文を私が翻訳したものは,かつてご紹介した通り。 しかし,そのような主張をする学者たちは,「日本の肩をもつ親日派」として叩かれ,学界の主流となることはできませんでした。 それから10年。 金泳三,金大中,盧武鉉という「民主的/民族主義的」政権が続くなかで,教科書の左傾化はさらに進み,ついに「実証的歴史家」たちが立ち上がったのが,『解放前後史の再認識』です。 発刊と同
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